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ご購入ガイド

レーザー加工機ご購入の際によくあるご質問

レーザー加工機のご購入の際や、使い初めに、よくあるご質問とそのご回答です。

  • パソコン環境について

Q .Windowsが入っているパソコンなら、OSがMacでも動作しますか?
A .動作しません。動作環境はWindowsのみになります。
ただし、OSの切替えが可能であれば、MacからWindowsに切替えることで動作が可能なります。

  • レーザー加工機に関して

Q. レーザー発振器の種類は?
A. 構造としては、CO2(炭酸ガス)を媒体とした気体レーザーと、光ファイバーケーブルを媒体とした固体レーザー
の2種類があります。
CO2レーザーは、原則、金属以外の素材に加工が可能であり、ファーバーレーザーは金属マーキング専用の発振器です。なお、ファイバーレーザー発振器を搭載できるレーザー加工機はPLS6MWです。

Q. レーザー加工機が正常に動作できる室内温度は?
A.10~35℃(推奨範囲は22~25℃)になります。
ただし、夏場などで、もともと室温が35度を超えていたところに、エアコンで急速に適温まで下げた場合は、レーザー加工機自体の温度はすぐに下がりませんので、温度が下がるまでレーザーの照射が正常に出ない場合があります。

Q. レーザー加工機が正常に動作できる湿度は?
A. 結露が発生しない条件で55%以下になります。

Q .フォーカスレンズの違いとは?
A. 焦点距離、焦点深度、スポット径の違いです。
焦点距離とは、レンズから材料の加工面までの距離です。
焦点深度とは、レーザーの照射で素材の加工が可能となる上下幅です。
スポット径とは、レーザー光が最も集約された箇所の照射径です。

Q .レンズを換えるのはどんなときか?
A .求める仕上がりに合わせて交換します。
厚い素材を切断する場合は2.0インチ、精細なマーキング(彫刻)には1.5インチが適しています。

Q .各レンズの役割は
A. 各レンズの役割は以下のとおりです。
2.0インチ :基本サイズで、大抵の作業に適応します。
1.5インチ :精細な作業に適していますが、厚めの素材のカットにはあまり適してません。
ハイパワー高密度集束レンズ(HPDFO) :金属などの素材に対して、微細なマーキングができます。

Q. 加工テーブル、カッティングテーブルを交換するのはどんなときか?
A .「切断」なのか「彫刻・マーキング」なのかで判断します。
彫刻 :加工テーブル
切断(彫刻&切断) :カッティングテーブル

Q .エアアシストコーンやバックスイープを取り付けるのはどんなときか?また、常に取り付ける必要があるのか?
A .加工時に多量の粉塵が出る、または炎が上がる素材・出力を扱うときに取り付けます。
作業(加工)内容が一定のときは常時付けておいてもよいですが、清掃は定期的に行う必要があります。
※ 加工内容が多岐に渡るときは、適宜に取り付け・取り外しを行います。

  • レーザー加工に関して

Q .加工する際の素材に適した基本設定値はドライバーに入っていますか?
A .素材ごとの標準的な設定値のデータベースがございますので、ご利用いただけます。
ただし、あくまで「標準」であり、実際の素材は同一素材でも様々ですので、標準設定値を基本にしならがテスト加工によって最適な設定値を見つける必要があります。

Q. 切断できる厚さは、最大でどれくらいですか?
A .素材にもよりますが、切断面の垂直を確保する前提では、アクリルの場合は30Wの発振器で5mm前後、60Wの発振器で8mm前後になります。

Q .レンズカートリッジのY軸の移動は、最低何ミリ単位で行われますか?
A .UCP(操作画面)で設定するDPI(=解像度)により異なります。
基本設定は『5』で、1インチあたりに500発のレーザーが照射されますので移動量は0.0508mmになります。