安心サポート
レーザー加工機の清掃の仕方
レーザー加工機の日常的な清掃は重要です。
定期的な清掃は、レーザー加工機の加工精度や寿命を良好に保ちます。
ここでは、お客様が日常的に行えるレーザー加工機の清掃についてご説明いたします。
レーザー加工機の清掃にあたっての共通の注意点
1.実施する際はレーザー加工機の電源を切ります。
2.各所に応じた適切なクリーニング剤を使用します。
3.原則として、クリーニング剤の直接塗布、スプレーは禁止です。
2.各所に応じた適切なクリーニング剤を使用します。
3.原則として、クリーニング剤の直接塗布、スプレーは禁止です。
光学系(レンズ、ミラー)の清掃
1.清掃箇所
2.清掃方法
用具:綿棒、レンズクリーナー液
方法:クリーナーを染み込ませた綿棒で、表面をソフトに拭きます。
頻度(目安):毎日、あるいは大規模な加工後
方法:クリーナーを染み込ませた綿棒で、表面をソフトに拭きます。
頻度(目安):毎日、あるいは大規模な加工後
①レンズの清掃
綿棒に洗浄液を多めに含ませて、強くこすらないように、やさしく汚れ拭き取ります。綿棒は常に新しい面で拭き取るようにし、使用した面で再度拭き取らないようにします。
綿棒に洗浄液を多めに含ませて、強くこすらないように、やさしく汚れ拭き取ります。綿棒は常に新しい面で拭き取るようにし、使用した面で再度拭き取らないようにします。
②♯3ミラーの清掃
上記のレンズ清掃とおなじ要領で、傷をつけないようにやさしく拭き取ります。
上記のレンズ清掃とおなじ要領で、傷をつけないようにやさしく拭き取ります。
③♯2ミラーの清掃
上記のレンズ清掃とおなじ要領です。
上記のレンズ清掃とおなじ要領です。
④ビームウィンドウまたはコリメータの清掃
上記のレンズ清掃とおなじ要領です。
上記のレンズ清掃とおなじ要領です。
3.清掃時の注意点
・表面を指で直接触れないでください。
・強くこすらないでください。
・加工直後はクリーニングせず、部品が冷えるまで2~3分待ってから実施してください。
※ 熱のショックでヒビが入る可能性があります。
・汚れていないときは、クリーニングをしないでください。 過度のクリーニングは光学コーディングを傷めます。
・レンズは裏面も確認して、同様の条件でクリーニングしてください。
エアーアシスト器具(コーン、バックスイープ)の清掃
清掃方法
用具:綿棒、石鹸水、先の尖ったもの(爪楊枝など)
方法:石鹸水を染み込ませた綿棒で、噴出口を掃除します。
噴出口に粉塵が詰まっていた場合は、爪楊枝などで取り除きます。
頻度(目安):週1回、あるいは大規模な加工後
方法:石鹸水を染み込ませた綿棒で、噴出口を掃除します。
噴出口に粉塵が詰まっていた場合は、爪楊枝などで取り除きます。
頻度(目安):週1回、あるいは大規模な加工後
エアアシストバックスイープの清掃
エア吹き出し口に汚れが付着、固着しますので、こちらを重点的に清掃します。
エア吹き出し口に汚れが付着、固着しますので、こちらを重点的に清掃します。
エアアシストコーンの清掃
上記と同様ですが、コーンの場合は内部も清掃できますので、内部に付着した汚れも綿棒や楊枝などを使い、しっかりと清掃します。内部にゴミや汚れが詰まっていると、レーザー光に干渉し、レーザーが正常に照射しなくなる場合が多々ありますのでご注意願います。
上記と同様ですが、コーンの場合は内部も清掃できますので、内部に付着した汚れも綿棒や楊枝などを使い、しっかりと清掃します。内部にゴミや汚れが詰まっていると、レーザー光に干渉し、レーザーが正常に照射しなくなる場合が多々ありますのでご注意願います。
3.清掃時の注意点
・レーザー加工機のテーブルが、ある程度下がっている状態で実施してください。
・器具を取り外す際は、ネジを落とさないようにしてください。
駆動系の清掃
1.清掃箇所
用具:綿棒、石鹸水
方法:石鹸水を染み込ませた綿棒で、各軸を掃除します。
X軸 綿棒をベアリングの前に置き、カートリッジをスライドさせます。
Y軸 綿棒でレールや溝に沿って拭いていきます。
頻度(目安):8~10時間(1日1~2時間の加工で1週間)毎
方法:石鹸水を染み込ませた綿棒で、各軸を掃除します。
X軸 綿棒をベアリングの前に置き、カートリッジをスライドさせます。
Y軸 綿棒でレールや溝に沿って拭いていきます。
頻度(目安):8~10時間(1日1~2時間の加工で1週間)毎
X軸ベアリングの清掃
石鹸水をしっかりと含ませた綿棒で、もう片方の指でベアリングが回らないように押さえ、少しづつ回転させながら汚れを清掃します。
石鹸水をしっかりと含ませた綿棒で、もう片方の指でベアリングが回らないように押さえ、少しづつ回転させながら汚れを清掃します。
X軸ベルトの清掃
石鹸水をしっかりと含ませた綿棒またはウェスで少しづつ丁寧に拭き取ります。一気に拭き取ってもベルトの溝の汚れは取れませんのでご注意願います。
石鹸水をしっかりと含ませた綿棒またはウェスで少しづつ丁寧に拭き取ります。一気に拭き取ってもベルトの溝の汚れは取れませんのでご注意願います。
X軸レール(溝)の清掃
石鹸水をしっかりと含ませた綿棒で、溝にしっかりと押し付けながら清掃します。
石鹸水をしっかりと含ませた綿棒で、溝にしっかりと押し付けながら清掃します。
Y軸レール(溝)の清掃
上記と同様です。
上記と同様です。
3.清掃時の注意点
・レンズカートリッジを動かす際は、綿棒をはさまないようにしてください。
・クリーニング箇所に水滴が残らないよう、石鹸水の量を調整してください。
レーザー加工機の内部の清掃
清掃方法
用具:掃除機、石鹸水、ペーパータオル、やわらかい布
方法:
作業台:ごみを掃除機で吸い取り、表面をペーパータオルで拭きます。
カッティングテーブル:取り出して、内部に溜まったごみを捨てます。
※ ハニカムの穴詰まりも解消してください。
トップドア・外装:石鹸水を含ませたやわらかい布、またはティッシュで拭きます。
頻度(目安):必要に応じて
方法:
作業台:ごみを掃除機で吸い取り、表面をペーパータオルで拭きます。
カッティングテーブル:取り出して、内部に溜まったごみを捨てます。
※ ハニカムの穴詰まりも解消してください。
トップドア・外装:石鹸水を含ませたやわらかい布、またはティッシュで拭きます。
頻度(目安):必要に応じて
作業台の清掃
特にルーラー(目盛)の段差付近に汚れが付着しやすいので、そちらを中心に清掃します。
特にルーラー(目盛)の段差付近に汚れが付着しやすいので、そちらを中心に清掃します。
カッティングテーブルの清掃(目詰まり清掃)
目詰まりは、それほど頻繁に起こりませんが、知らぬ間に塞がってしまい、エアが抜けにくくなり、正常に加工できなくなる場合もあります。目視確認を習慣づけてください。
目詰まりは、それほど頻繁に起こりませんが、知らぬ間に塞がってしまい、エアが抜けにくくなり、正常に加工できなくなる場合もあります。目視確認を習慣づけてください。
カッティングテーブルの清掃(ゴミだし清掃)
カッティングテーブル内部には、材料の細かな切れ端が蓄積します。定期的に内部のゴミを放出するようにして下さい。
カッティングテーブル内部には、材料の細かな切れ端が蓄積します。定期的に内部のゴミを放出するようにして下さい。
トップドア内面の清掃
トップドア内面には、少し筒づつヤニが付着・積層します。長い時間放っておくと汚れが落ちにくくなり加工の目視確認がしにくくなりますので、定期的に清掃するようにしてください。
トップドア内面には、少し筒づつヤニが付着・積層します。長い時間放っておくと汚れが落ちにくくなり加工の目視確認がしにくくなりますので、定期的に清掃するようにしてください。